神戸新聞(2012.10.15 朝刊)に紹介されました


世界武術大会、槍術で優勝 神戸の女子高生


記事を神戸新聞WEB版より転載しています。
***************************************************************

 9月にマカオであった「世界ジュニア武術選手権大会」の女子16~18歳の組で、芦屋学園高校1年山本千尋さん(16)=神戸市東灘区=が槍術で金メダルに輝き、長拳、剣術でも銀メダルを獲得した。槍術は小学6年生の時に優勝した2008年以来、2度目の世界一。山本さんは「放課後に練習を重ね、自信を持って臨んだ大会でした」と笑顔を見せた。(初鹿野俊)


 山本さんは3歳から、中央区のNPO法人「神戸太極拳協会」(上り浜誠一理事長)で武術を習う。国内の予選と選考を経て、日本代表に選ばれた。
 世界大会は2年に一度あり、今年は9月17~25日に開催。選手は性別や年齢、種目で分けられ、演武の正確さ、速さ、槍やこん棒の扱い方などで審査される。全種目で40カ国の選手が競った。
 山本さんは3種目に出場。長拳、剣術で2位に入ったが、「満足の出来なのに得点が伸びず、納得いかなかった」。悔しさを胸に挑んだ槍術でベストの演技を披露し、2位に大差を付けて優勝した。日本選手団や初めて海外の大会を見に来てくれた両親と喜び合った。山本さんは「支えてくれる両親がいなければ、ここまで来られなかった」と感謝する。
 来年開かれるアジア大会の予選が12月に始まる。山本さんは「アジアではまだ優勝できていない。勝ちたい」と次の目標に向けた稽古を続けている。
 山本さんのほか、7~12歳の組に出場した桃山台中学校(垂水区)1年の貴田菜ノ花さん(12)も剣術で4位に入った。
(2012/10/14 09:15)